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レベル B2 – 中上級CEFR B2
4 分
191 語
窒素肥料は作物の収量を増やしますが、植物は土壌に施された肥料の約50%しか吸収できていません。使用されなかった窒素は水質を汚染するだけでなく、二酸化炭素の273倍の温室効果を持つ一酸化二窒素を放出します。
ニューヨーク大学とアルゼンチンのINGEBI研究所の研究チームは、植物の窒素吸収を制御する「HHO5」というタンパク質を特定しました。HHO5は単独でさらなる窒素吸収を停止させますが、「WRKY21」というタンパク質と結合すると、窒素処理や防御機能を担う遺伝子を活性化します。
モデル植物のシロイヌナズナを用いた実験では、HHO5を欠く植物が通常の約3倍の窒素を吸収しました。HHO5の働きを制御することで、肥料の使用量を減らし、経済的コストと環境破壊を抑える作物の育成が期待されています。なお、ニューヨーク大学は本技術について特許出願を行っています。
難しい単語
- 収量 — 作物を収穫したときの量のこと。
- 制御 — 状態や動きを上手に調整すること。
- 活性化 — 働きや機能を活発にすること。
- 育成 — 生物や人を育てて大きくすること。
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- 肥料の使用量を減らす技術は、今後の農業や環境問題にどのような影響を与えると思いますか。
- 植物の遺伝子やタンパク質の働きを利用して作物を育てることについて、どのように考えますか。