パキスタン北部で大規模な洪水と氷河融解の被害CEFR B2
2025年9月2日
原文: Rezwan, Global Voices • CC BY 3.0
写真: KHAWAJA UMER FAROOQ, Unsplash
2025年8月中旬から下旬、パキスタン北部で突発的な洪水が発生し、6月下旬以降で800人以上が死亡、数千人が避難しました。被害はカイバル・パクトゥンクワ州、パンジャーブ州、ギルギット・バルティスタンに集中し、特に8月15日から22日の期間に最も深刻な被害が出ました。ブナーとシャングラの村々は孤立し、多くの山間地域で道路が流失しました。
複数の要因が重なりました。前モンスーンとモンスーンで平均の50〜60パーセント多い異常な大雨が続き、インド側の上流貯水池からの放流が下流の水位をさらに上げました。スートレジ川やラヴィ川の増水により、当局はシンド州への影響に備えています。氷河湖決壊洪水(GLOF)やゲリラ豪雨は予測が難しく、ほとんど警告なしに発生することがあります。
パキスタンには極域を除いて13,000以上の氷河があり、チトラルとギルギット・バルティスタンでは約10,000の氷河が急速に融解していると報告されています。ギルギット・バルティスタンでは氷河の決壊でギーザー川がせき止められ、少なくとも200人が避難しました。
国連開発計画(UNDP)と気候変動省の共同プロジェクト「Scaling-up of GLOF risk reduction in Northern Pakistan (GLOF-II)」は、グリーン気候基金のUSD 36.9 millionで24の渓谷に観測所と早期警報を設置し、約250の保護構造を整備しました。しかし関係者は、これらの対策は有用でも脅威の規模には十分でないと指摘しています。
- 地域住民への意識向上
- 事前合意済み資金による予防的行動
- 連邦・州・地方の通信改善
さらに、現地語の早期警報、建築基準の施行、「より良く建て直す」方針に沿った再建、環境評価の実施も求められています。
難しい単語
- 突発的 — 予告なしに急に起こるさま突発的な
- モンスーン — 季節的に続く強い雨の期間モンスーンで
- 氷河湖決壊洪水 — 氷河の湖が決壊して起こる洪水氷河湖決壊洪水(GLOF)
- 融解する — 固体が溶けて液体になること融解している
- 観測所 — 自然現象を観測する設備や場所観測所と
- 早期警報 — 危険を早く知らせる仕組み早期警報を
- 保護構造 — 被害を減らすための人工の設備保護構造を
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- 本文は現在の対策が脅威の規模に十分でないと指摘しています。どのような追加対策が有効だと思いますか。理由を述べてください。
- 氷河の融解や氷河湖の決壊が続くと、山間地域の住民や道路にどんな影響がありますか。具体例を挙げて説明してください。
- 現地語の早期警報や通信改善が重要だとされています。これらが被害軽減にどう役立つか、自分の考えを述べてください。