カザフスタンで導入される新たな音楽規制CEFR B2
2026年3月15日
原文: Vlast.kz, Global Voices • CC BY 3.0
写真: Bagzhan Sadvakassov, Unsplash
近年のカザフスタンの音楽シーンは成長し、国内外での注目が高まっています。歌手のYenlikがドイツのCOLORSに登場したことは、その一例として報じられました。しかし、創作産業をめぐる法改正が業界に重要な変化をもたらしています。
2月18日にトカエフ大統領が署名した改正案は、4月20日以降に開催されるコンサートなどに新たな要件を課します。イベント契約には表現の許容範囲を定める条項が入り、第9-1条は「社会的に認められた規範、道徳および倫理に反する内容」を禁じます。具体的には自殺や麻薬、ポルノに関する内容が禁止対象と明記され、文化・情報副大臣のYegeniy Kochetovは当局が問題のある曲の上演を思いとどまらせると述べました。
改正では外国人出演者を含むイベントについて、主催者が開催の30日前までに地方当局と調整することが義務づけられます。禁止されたテーマに触れると公演が中止・停止される可能性があり、これが制作や配信の実務に直接影響します。映画配給については公開前の専門家審査が7営業日から30営業日に延長されます。
業界関係者は、こうした規制が検閲の新時代を招きかねないと警告しています。Ozen創設者のAizatulla Husseinは監視強化を懸念し、制限は主にテレビやラジオといった公共プラットフォームに限定されるべきだと述べました。一方で、一部の大規模イベント主催者は既存の当局との調整が即時の影響を和らげる可能性があると指摘しています。
難しい単語
- 創作産業 — 音楽や映画などを制作する産業分野
- 改正案 — 既存の法律や規則を変えるための提案
- 条項 — 契約や法律の中の個別の項目
- 禁じる — ある行為をしてはいけないと決めること禁じます
- 主催者 — イベントを企画・開催する個人や団体
- 審査 — 作品や書類を専門家が確認すること専門家審査
- 検閲 — 表現を削除したり制限したりする行為
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- この改正によって音楽や映画の制作や配信にどんな具体的な影響が出ると思いますか。理由を述べてください。
- 主催者が開催の30日前までに地方当局と調整する義務について、運営側と表現の自由のどちらにどんな影響があるでしょうか。
- 規制を主にテレビやラジオなど公共プラットフォームに限定すべきだという意見について、賛成か反対かを理由とともに説明してください。