レベル B2 – 中上級CEFR B2
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研究者たちは人工知能を使って、モンキーポックスウイルス(MPXV)に対する新しいワクチン抗原や抗体治療の候補を見つけました。まず、イタリアの研究者が感染者やワクチン接種者の血液から12種類の抗体を同定しました。これらの抗体がどのウイルスタンパク質に結合するかを明らかにするため、テキサス大学オースティン校と共同のチームがAlphaFold 3というAIモデルでおよそ35個の表面タンパク質を解析しました。
AIは高い確信度でいくつかの抗体がOPG153と呼ばれる表面タンパク質に結合すると予測しました。追試験験室実験でこの予測は確認され、改変したOPG153をマウスに注射するとマウスはMPXVを中和する抗体を作りました。研究成果はScience Translational Medicineに掲載されています。
研究は、2022年のmpox流行で天然痘用ワクチンが再利用された一方で、これらのワクチンは製造が複雑で費用がかかることを指摘しています。チームは今回の発見がより安価で製造が容易なワクチン抗原や抗体治療の開発につながると述べています。
- UT AustinはOPG153と誘導体をワクチン抗原として特許出願しました。
- Fondazione Biotecnopolo di SienaはOPG153を標的とする抗体で特許出願しました。
- 研究にはWelch Foundationからの部分的な資金提供がありました。
難しい単語
- 抗原 — 免疫系が反応するきっかけの物質ワクチン抗原
- 抗体 — 病原体を認識する免疫のタンパク質
- 表面タンパク質 — ウイルスの外側にあるタンパク質
- 確信度 — 予測や判断の信頼の程度
- 中和する — ウイルスの感染力を失わせる
- 改変する — もとの性質を変更すること改変した
- 特許出願 — 発明を独占するための申請
- 資金提供 — 研究や事業に金銭を出すこと
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- 今回の研究成果が将来のワクチンや治療法に与える影響について、利点と課題を挙げて説明してください。
- AIによる予測と実験での確認の関係は重要です。なぜ両方が必要か、自分の考えを述べてください。
- 特許出願や資金提供は研究の進展にどう影響すると思いますか。利点と懸念点を含めて答えてください。