ジャマイカで電気代と海洋エネルギーの議論CEFR B2
2025年1月10日
原文: Guest Contributor, Global Voices • CC BY 3.0
写真: Kenrick Baksh, Unsplash
昨年7月のハリケーン・ベリルの襲来後、ジャマイカでは多くの顧客が電気料金の急騰を訴えました。顧客らはJamaica Public Service Company(JPS)による過剰請求を批判し、エネルギー大臣ダリル・ヴァズ氏が公益事業規制局(OUR)に請求書の再検討を求めました。OURは7月に見積り請求を受けた顧客について、8月分請求の40%削減を勧告しました。
飲食店経営者など小規模事業者は高額請求が事業を圧迫していると訴えています。ジャマイカは電力と輸送用の石油を全量輸入しており、これが長年エネルギーコスト削減の必要性を生んでいます。
政府と専門家は太陽光に加え、洋上風力(海上タービンと海底ケーブルで送電)やOTEC(暖かい表層水と冷たい深層水の温度差を利用する方式)など海洋由来の再生可能エネルギーに注目しています。JPSのエンジニアリング部長リカルド・ケース氏はこれらが高コストで国際的な資金が必要だと指摘し、約15年で投資が回収される可能性があると述べました。ケース氏は官民連携やグリーンファンド、IPO、10年以上のフローティング債などで初期費用を賄う案を示しています。
エネルギー経済学者デュアン・ロー氏は初期費用の高さを障壁と認めつつ、十分な国際助成や資金調達があれば採算が合う可能性があると述べました。専門家は施設設計でハリケーンや高潮からの保護と慎重な環境評価が必要だと警告し、再生可能エネルギーは温室効果ガス削減、エネルギー安全保障の強化、雇用創出、地域の気候リスクへの強靭性向上につながると期待しています。
難しい単語
- 襲来 — 突然来て被害を与えること襲来後
- 急騰 — 短期間で価格や数値が大きく上がること
- 小規模事業者 — 従業員や売上が少ない事業者
- 洋上風力 — 海の上に設置する風力発電の方式
- 海底ケーブル — 海底に敷設する電力や通信のケーブル
- 初期費用 — 事業開始時に必要な最初の費用
- 官民連携 — 政府と民間企業が協力する仕組み
- 強靭性 — 災害や変化に対する耐性や回復力強靭性向上
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- ハリケーン後の高額請求問題に対して、政府や電力会社はどのような対応を取るべきだと思いますか。理由も述べてください。
- 洋上風力やOTECといった海洋由来の再生可能エネルギーを導入する際の主な利点と課題は何だと思いますか。
- 初期費用が高く回収に時間がかかる場合、どのような資金調達や支援が現実的だと考えますか。