ラテンアメリカで拡大するデータセンターと環境の懸念CEFR B2
2026年4月29日
原文: Daria Dergacheva, Global Voices • CC BY 3.0
写真: Cristian Soriano, Unsplash
オンラインサービスや生成型AIの成長に伴い、データセンターへの需要が世界的に拡大しています。UNDPは2030年まで需要が毎年約20%増えると予測し、テクノロジー企業はラテンアメリカ各国と協議を重ねて施設誘致を進めています。報告によれば2012年から2025年にかけて幹部と政府関係者の会合が数千件行われました。
ブラジルは地域で特に進んでおり、Data Center Mapは206のデータセンターと34の市場からの進出を伝えています。連邦政府は今後5年でUSD 3 trillionの投資を見込み、税制優遇を提供しました。Scalaが発表した「AI City」は2024年に公表され、面積は約700万平方メートル、費用はUSD 50 billionとされます。なおその地域は2024年に大きな洪水被害も受けています。
環境面では、州政府が環境影響評価や公聴会を簡素化する動きがあると報じられ、鉱業・エネルギー省は1.8ギガワットの電力アクセスを認可しました。データセンターは大量の電力・水・土地を必要とし、稼働後の雇用は限られることが多いと指摘されています。Amenaza Robotoの調査はNASAの25年分のデータを用いてヒートアイランドを検出し、近隣で計画されるGoogleの施設は11キロメートル離れた場所のものより5倍大きく、その評価がヒートアイランドに触れていなかったことが問題視されました。
市民の反対行動もあり、チリでは2024年2月に住民がGoogleの計画を阻止し、GoogleはUSD 40 millionの投資を停止しました。消費者団体は明確な規制を求め、「より厳格でない規制の下では重大な社会環境影響を生むような発展モデルが再生産されるのに寄与しかねない」と指摘しています。
難しい単語
- データセンター — 大量のデータを保管・処理する施設
- 生成型AI — 新しい情報や文章を自動で作るAI
- 誘致 — 企業や施設を自分の地域に呼ぶこと施設誘致
- 税制優遇 — 税金の負担を軽くする特別な制度
- 環境影響評価 — 開発が環境に与える影響を調べること
- ヒートアイランド — 都市で気温が周辺より高くなる現象
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- データセンターの誘致は地域の経済にどんな利点と欠点をもたらしますか。記事の情報を使って説明してください。
- 環境影響評価や公聴会を簡素化する動きについてどう思いますか。利点と問題点を挙げてください。
- チリで住民が計画を阻止した例をどう評価しますか。市民の抗議は投資や環境対策にどんな影響を与えると思いますか。