ナイジェリアの気候と増える洪水CEFR B2
2026年2月17日
原文: Guest Contributor, Global Voices • CC BY 3.0
写真: Tanya Barrow, Unsplash
ナイジェリアは大西洋とサハラ砂漠の間に位置し、地域ごとに降雨量と気温の差が大きい国です。1991年から2020年の年平均気温は27.3度で234か国中41位にとどまり、極端な気象への露出は増加しています。World Risk Indexは2024年に193か国中61位、2025年に60位と評価しました。
最も深刻な気候災害は洪水です。2024年の洪水は全国で280人の死者、2,504人の負傷、122,330軒の家屋破壊、17,000エーカーの農地被害、およそ641,500人の避難をもたらしました。干ばつや熱波も特に北部で深刻化しており、地域内移動や国内避難が増えています。北中部・北西部の災害関連移住は全体の7パーセントを占め、州別ではコギ90パーセント、カツィナ15パーセント、ナサラワ14パーセント、カノ12パーセント、カドゥナ12パーセントと報告されています。
農業は依然として経済の中心で、2025年第3四半期にはGDPの31パーセント以上を占めました。気候ショックは生産や生計を直撃し、輸入依存や雇用機会の減少を招きます。カノ州では2024年の洪水で予想生産の25パーセント超が被害を受け、26人の死者、50人の負傷、1,000軒以上の家屋破壊が報告されました。
科学的所見も事態の緊急性を示しています。気候研究ユニットは近年の急速な温暖化を指摘し、人為的要因としてガスフレアの増加、油流出、輸送車両からの炭素排出、農業由来の排出などを挙げています。地域社会や組織は解決策を模索しており、たとえばGrace Jamesが設立したGreen Questは地域活動で洪水リスクの軽減に取り組んでいます。政府も協働的な政策やインフラ事業を始めていますが、将来の被害を減らすにはさらに多くの革新と幅広い市民参加が必要です。
難しい単語
- 降雨量 — ある期間に降る雨の量
- 露出 — 危険や被害にさらされる状態
- 洪水 — 大量の水が陸地を覆う災害
- 干ばつ — 長期間にわたる雨不足の状態
- 国内避難 — 自国で安全な場所へ移ること
- 災害関連移住 — 災害によって引き起こされる人の移動
- 気候ショック — 急激な気候変化が与える打撃
- 炭素排出 — 大気へ出る二酸化炭素などの放出
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- 洪水や干ばつが農業と地域の生計にどのような影響を与えるか、記事の情報を使って説明してください。
- 地域団体(例:Green Quest)や政府は被害を減らすためにどのような活動や政策を行うべきだと思いますか。理由も述べてください。
- 記事は市民参加や革新の必要性を指摘しています。あなたの国や地域で同じような取り組みが役立つと思うか、具体例を挙げて話してください。