レベル B1 – 中級CEFR B1
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シカゴ大学の古脊椎動物学者らは、カリフォルニア大学バークレー校に所蔵されているThrinaxodonの標本をUChicagoのPaleoCT Laboratoryでスキャンしました。スキャンから作成した3次元モデルは、頭蓋骨と顎骨の正確な寸法を示しました。
研究者たちはそのモデルにStrand7ソフトウェアを用いて有限要素解析を行いました。解析では骨の厚さや密度、柔軟性といった生体の材料特性を与え、さまざまな音圧と周波数をシミュレーションして振動を調べました。
結果は、顎の湾曲部にある膜が耳小骨を動かし聴神経を刺激するのに適切な振動を生じさせたことを示しました。鼓膜による聴覚は、骨伝導やいわゆる「顎で聞く」場合よりも効果的だったと考えられます。
難しい単語
- 古脊椎動物学者 — 古い脊椎動物を研究する科学者古脊椎動物学者ら
- 標本 — 研究や保存のための実物の例
- 3次元モデル — 物体の立体をコンピュータで表したもの
- 有限要素解析 — 複雑な力や変形を計算する方法
- 材料特性 — 材料の硬さや柔らかさなどの性質
- 耳小骨 — 中耳にある小さな三つの骨
- 鼓膜 — 音で振動する耳の薄い膜
- 骨伝導 — 骨を通して音が伝わる仕組み
- 振動 — 物が規則的に揺れる動き
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- この研究の方法(スキャンと解析)を他の化石に使うとしたら、どんなことが分かると思いますか?
- 鼓膜で聞くことと骨伝導で聞くこと、どちらが日常で身近だと思いますか?その理由は何ですか?
- この研究結果は動物の進化や行動を理解するのにどう役立つと思いますか?