ナイジェリア、初等教育の母語方針を撤回し英語を再導入CEFR B1
2025年12月11日
原文: Abdulrosheed Fadipe, Global Voices • CC BY 3.0
写真: Markus Winkler, Unsplash
2022年に導入された全国言語政策(NLP)は、当時の連邦教育省長官マラム・アダム・アダムの下で始まり、就学の最初の6年間に母語を教授言語として使うことを求めて、母語によるカリキュラムや教材、教員養成の整備を促していました。
この政策の撤回は、教育相タンジ・アラウサが2025年11月12日にアブジャでの「2025年教育と言語に関する会議」で発表しました。決定自体は2025年11月3日から7日にオンド州アクレで開かれた第69回全国教育審議会で採択されていました。アラウサ氏は高い落第率と英語理解の困難を理由に挙げ、WAEC、NECO、UTMEで大規模な落第率が見られたことに言及しました。
これに対し、Nigerian Academy of Letters(NAL)は母語教育の復活を求め、会長のアンドリュー・ハルナ教授は母語教育を奪うことは知識へのアクセスを狭めると警告しました。Linguistic Association of Nigeria(LAN)は請願を開始し、撤回は教育の包摂性と公平性を損なうと訴えています。連邦教育省は撤回を覆す意志を示していません。
難しい単語
- 政策 — 国や政府が決める方針や計画全国言語政策(NLP)
- 母語 — 生まれたときから話す言語
- 教員養成 — 教師になるための教育や準備
- 撤回 — 決めたことを取り消すこと
- 落第率 — 試験で合格できない生徒の割合
- 包摂性 — すべての人を含めること
- 請願 — 何かを求めるための正式な申し入れ
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
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