レベル B2 – 中上級CEFR B2
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スーダンでは、ほぼ2年にわたる紛争の影響で医療体制が深刻な圧力を受けています。世界保健機関(WHO)は医療物資の不足、医師の流出、施設の損壊や略奪を警告しており、伝統的な医療サービスが届かない地域では人工知能(AI)に頼る動きが出ています。
スーダン連邦保健省のアル=サイード氏は、医師が不在の際にAIがX線写真を解析し、患者の画像を数千件の蓄積画像と照合して診断候補を提示することができると説明しました。AIは多くの研究で高い診断精度を示しており、その性能は蓄積データと人間の経験に支えられていると述べています。しかし同氏は、医療従事者や薬剤、医療機器の緊急供給が不可欠だと強調しました。
準軍事組織Rapid Support Forces(RSF)による医療施設への攻撃で50人の医療従事者が死亡し、国連は2023年4月の衝突開始以降、1150万人を超える人々が避難していると報告しています。昨年6月に始まった極端な気象と洪水は多数の死者と数千の住宅の破壊を招き、コレラの流行や一部州でのサソリやヘビの大量発生にもつながりました。国境なき医師団(MSF)は重要な支援パートナーですが、活動拡大にはより多くの寄付が必要とされています。
難しい単語
- 紛争 — 国家や集団が武力で争う状態
- 医療体制 — 国や地域の医療の仕組みや運営
- 人工知能 — コンピュータが学習し判断する技術
- 蓄積画像 — 過去に集めて保存した医療の画像
- 略奪 — 物や施設を暴力で奪う行為
- 流出 — 人や資源が外へ移動すること
- 診断精度 — 病気を当てる割合の正確さ
- 寄付 — 支援のために金や物を提供すること
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- 医師が不在の地域でAIを使う利点とリスクについてどう思いますか。具体例を挙げて説明してください。
- 紛争や洪水で医療支援が不足しているとき、寄付以外にどんな支援が効果的だと思いますか。その理由も述べてください。
- 医療施設への攻撃や略奪が続く状況で、地域の人々の生活や健康にどのような長期的影響が出ると考えますか。