レベル B2 – 中上級CEFR B2
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ミズーリ大学の研究チームは、血液そのものの性質である粘度をリアルタイムで非侵襲に測る新技術を発表しました。粘度は循環機能に影響を与え、米国での上位10の死因のうち6つと関連すると指摘されています。心臓病、がん、脳卒中などが挙げられ、血液が濃く流れが遅いと心臓への負担や血栓のリスクが高まると説明されています。
装置は超音波と新しい信号処理ソフトを組み合わせます。連続音波で血液をやさしく振動させ、その応答を感知して、アルゴリズムが体内での音の伝わり方を解析します。研究チームは、この方法で同じ信号から血液の密度と粘度を同時に測定できるのは初めてだと述べています。従来の検査は採血を必要とし、採血後に血液の性質が変わることがあります。
このセンシング技術はエンジンオイルの品質監視システムの原理から出発しました。研究者はその経験を生体流体に応用し、臨床利用を目指しています。ウィリアム・フェイ教授は臨床での利用を促し、チームは人を対象にした試験の準備を進めています。
発明の多くはソフトウェアベースであるため、安価な部品でも動作可能とされ、試作機は市販の部品で作れる可能性があると言います。これにより手頃で携帯可能、将来的にはウェアラブルな装置になることが期待されています。研究はJournal of Dynamic Systems, Measurement, and Controlに掲載されました.
難しい単語
- 粘度 — 液体や気体の流れにくさの程度
- 非侵襲 — 体を切ったり刺したりしない検査方法非侵襲に
- 超音波 — 人に聞こえない高い周波の音
- 信号処理 — 音や電気のデータを解析する技術
- アルゴリズム — 問題を解くための手順や計算方法アルゴリズムが
- 採血 — 血液を体から取り出す行為採血後
- 臨床 — 患者に直接関係する医療の場面臨床利用, 臨床での
- ウェアラブル — 身につけて使える電子機器ウェアラブルな
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ディスカッション用の質問
- 非侵襲でリアルタイムに粘度を測定できる技術が臨床に導入されたら、患者や医療現場にどんな影響があると思いますか。理由を二つ挙げてください。
- 装置を安価で携帯可能、さらにウェアラブルにすることの利点と課題をそれぞれ一つずつ説明してください。