レベル B2 – 中上級CEFR B2
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気候変動による季節の変化、害虫の拡大、土壌劣化、汚染が複合的に作用して、インドの農業で作物損失が増えています。ケーララ州では昨年の稲の収穫期に季節外れの降雨で熟した作物が冠水したまま放置され、収穫機が稼働できず、貯蔵や乾燥設備がなかったため籾やわらが腐ったと報告されています。
国連食糧農業機関は世界で毎年最大40%の作物が害虫や病気で失われると推計し、政府の推計ではインドで約30%の損失とされています。さらに土壌劣化により17億人が収量低下の影響下にあると指摘されます。Uttar Pradeshの研究では米、麦、トウモロコシ、ソルガムでアフラトキシンの高い濃度が検出され、公衆衛生と農家の収入に深刻な影響を与えると警告されています。
技術面ではAI、リモートセンシング、ドローンなどが早期警報やリスク情報の改善に役立っています。GBCLのワークショップは2025年9月と11月に中央水稲研究所とCABIが共催し、研究者や普及員、農家を結びつけて損失の測定方法を改善しました。しかし研究者は、衛星データや機械学習で作物ストレスを検出できても、貯蔵・乾燥などの基礎インフラは代替できないと指摘します。地表オゾンの増加も品質と収量を下げ、米の生産で年間30億米ドル以上の損失があると推定されています。
専門家は、いつ、どこで、どのように作物が失われるかをより正確に測ることと、損害を最も負う農家を対象にした政策を求めています。GBCLプロジェクトはUK International DevelopmentとGates Foundationの資金で運営されています。
難しい単語
- 作用する — 働きかけて 変化を 起こす 行為作用して
- 冠水する — 水で 地面や 作物が 覆われた 状態が 続くこと冠水したまま
- 籾 — 脱穀前の 稲の 実や 種の 形籾やわら
- 土壌劣化 — 土地の 栄養や 構造が 悪くなり 生産性が 下がること
- アフラトキシン — カビが 作る 毒で 食品に 有害な物質
- リモートセンシング — 遠隔から 衛星や センサーで 観測する 技術
- 基礎インフラ — 貯蔵や 乾燥など 基本的な 設備や 施設
- 地表オゾン — 地上にある オゾンで 作物を 傷める 気体
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- あなたの国や地域で、農作物の損失を減らすためにどんな対策が必要だと思いますか?理由と具体例を挙げてください。
- AIやドローンなどの技術と、貯蔵・乾燥などの基礎インフラ、どちらに優先して投資すべきか、あなたの意見を説明してください。
- 損害を最も負う農家を対象にした政策として、どのような支援や対策が効果的だと思いますか?理由とともに述べてください。