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レベル B2 – 中上級CEFR B2
5 分
283 語
米国における近年の山火事は、貴重な歴史的建造物に大きな被害を与えています。2025年1月にロサンゼルスで発生したパリセード火災によりウィル・ロジャース・ランチ・ハウスが焼失し、その6か月後にはドラゴン・ブラボー火災によりグランドキャニオン国立公園内の「グランドキャニオン・ロッジ」(1927年建設)が失われました。
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究チームは、学術誌『Nature Scientific Reports』にて全米規模の評価を発表しました。国家歴史登録財に掲載されている100,117箇所の史跡を評価したところ、半数以上が測定可能な山火事リスクに直面しており、さらに3,446箇所が極めて深刻な危険にさらされていることが判明しました。
主な調査結果は以下の通りです。
- 山火事のリスクは米国西部をはじめ、カリフォルニア州やコロラド州、オクラホマ州などで特に高い状態です。
- 全登録資源の90%を占める建物や歴史地区は、その価値が物理的構造と結びついているため被害を受けやすいです。
- 全国的に重要な建造物は、地域や州の史跡と比較して不釣り合いに高いリスクに直面しています。
ほとんどの州で公式な山火事対策計画から史跡が除外されている現状を受け、研究者らは歴史的風致を維持する植生管理や耐火性素材の活用、目立たない消火システムの導入といった防災対策を提案しています。
難しい単語
- 焼失する — 火事によって建物などが燃えてなくなること。焼失し
- 史跡 — 歴史的な価値があって保護されている場所。
- 判明する — 調べて事実や結果が明らかになること。判明しました
- 不釣り合い — 二つのもののバランスが取れていない様子。
- 植生 — ある地域に生息している植物の集まり。
- 防災 — 災害による被害を防ぐための備え。
ヒント:記事中の強調表示された単語にマウスオーバー/フォーカス/タップすると、その場で簡単な意味が表示されます。
ディスカッション用の質問
- 山火事から歴史的建造物を守るために、どのような対策が有効だと思いますか。
- あなたの地域や国では、歴史的な建物や史跡を災害からどのように保護していますか。
- 自然環境の保護と歴史的建造物の保護を両立させるために、どのような課題があるでしょうか。